長尺の材料に対応!ボール盤での穴あけ加工は「ボール盤NC」がおすすめ
手作業による長尺への穴あけ加工は非常に段取りが多く、慣れた人が作業をしてもかなりの手間と時間がかかります。そんなときに役立つのが、長尺の材料に穴あけ加工を行うボール盤専用のNC位置決め装置「ボール盤NC」です。段取り作業を効率化できる「ボール盤NC」の特長をご紹介します。
「ボール盤NC」は、ボール盤専用のNC位置決め装置です。操作しやすいタッチパネルを使って数値を入力するだけで位置決めの段取りを完了させることができ、穴あけ加工がより正確に、より短時間で行えるようになります。
特に長尺の材料を扱う企業にとって導入するメリットが大きく、作業の効率化に大きく役立ちます。
手作業での位置決めは、メジャーやノギスなどを使って1カ所ずつケガキやポンチ打ち作業を行う必要があります。
しかし、この方法では材料が長くなればなるほど難易度が高くなり、なおかつ作業者の負担も増え、位置だし精度を出すのが難しくなっていきます。
さらに時間もかかり、担当者が長時間にわたって作業をすれば、精度やスピードが落ちてしまう、といったこともあり得るでしょう。
この問題を解決する近道は、「NCによる位置決め」です。
NC制御にすることで、作業者は数値を入力するだけで精度の高い位置決めを行えるようになります。
「ボール盤NC」を使った位置決めは、手動の位置決めよりもスピーディーで、なおかつ正確です。
これにより長尺への加工の段取り作業を減らすことができ、作業効率がアップするうえ、作業者への負担も軽くすることができます。
「ボール盤NC」を導入すると、数字を入力するだけで位置決めが完了するため、人間が行う作業はドリルを使っての穴あけ加工をするだけ、となります。ボール盤による穴あけ加工は、加工作業そのものにかかる時間ではなく、段取りにかかる手間と時間がネックとなることが多いもの。
この部分を機械化し、作業効率を上げることは、生産性向上を求められる現場のリーダーや経営者にとって、大きなプラスとなるに違いありません。
さらに、人件費のコストが気になっていた経営者にとっても、同じ作業をより短時間で済ませられ、人件費をコストダウンできるというメリットが
あります。
「ボール盤NC」は、ケガキ作業、オプションのドリルガイドによってポンチ打ち作業が不要で穴あけ加工ができる点も見逃せない魅力です。
これにより作業工程数と現場の負担を減らせるうえ、ケガキやポンチ打ち作業で発生しやすいバラツキミスといった、作業ロスの発生も防ぐことができます。
また、「ボール盤NC」の位置決めは数字を入力するだけでよく、何カ所も穴をあけるような複雑な加工もプログラムで制御可能。
小ロットから量産まで柔軟に対応できるマシンです。
現場でどのように役に立つのか、詳しく解説していきます。
そもそもボール盤加工は特に段取りが多く、スケールやメジャーを使っての位置決め、さらにケガキやポンチ打ちの作業が面倒で、量産にはあまり向いていません。量産に対応するためにガバリを使うという方法もありますが、すべての仕事にガバリで対応していてはとんでもないコストがかかるうえ、使用しないガバリの保管場所にも悩まされてしまうでしょう。
「ボール盤NC」はタッチパネルに数字を入力するだけで位置決めができるマシンなので、これまでガバリを使って量産に対応していた企業でも、ガバリなしでの量産が可能になります。
ガバリを作るコストが不要になるうえ、ガバリができあがるまで待つ必要もなくなり、現場での作業全体がスピーディーになる点も見逃せません。
また、1本でも100本でも同じように数字を入力するだけで位置決めを行えるので、量産だけでなく小ロットにも対応可能です。
「ボール盤NC」でポンチ打ち作業が不要なのは、オプションでドリルガイドを装着できるからです。
ドリルガイドとはドリルの逃げを抑える部品のことで、「ボール盤NC」に取り付けて使用します。
ポンチ打ち作業は、ズレてしまうことがあったり、硬い材質に加工するのが大変だったりと、何かと不ぞろいになりやすいものです。
その結果として品質にもバラツキが出てしまうことになり、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
ドリルガイドを使えば人的要因によるポンチ打ち作業のバラツキを防げるうえ、ミスなどの作業ロス発生も防ぐことができます。
ケガキやポンチ打ち作業が不要になれば作業工程数が減り、現場の負担や作業時間が削減できるのはいうまでもありません。それに加えて品質を
一定にキープする効果も期待できるので、一石二鳥だといえるでしょう。
「ボール盤NC」は、オプションの「丸パイプ手動ロータリーチャック」を使用することで、丸パイプへの穴あけや角度を振っての穴あけにも対応可能です。パイプ鋼材に合わせた幅広い調整が可能で、複雑な加工にも対応しています。
先ほどご紹介した、ドリルガイドと併用することで段取り作業を大幅に効率化できます。
ボール盤を使った加工はとにかく段取りが多く、材料や加工サイズが長ければ長いほど位置だし精度を出していくのが難しくなり、完成度に個人差が出やすくなるものです。
これは金属加工の現場にとって大きな悩みですが、位置決めをNCで行うことで誰でも位置だし精度を出せるようになります。
これによって得られる具体的なメリットをご紹介します。
「ボール盤NC」を使うと、数値を入力するだけで誰が作業をしても位置だし精度が常に一定にすることができ、作業者に左右されることなく毎回同じ加工ができるようになります。そのうえ手動での位置決めとは違い、何十回、何百回と繰り返しても精度が落ちることはありません。
これにより、品質の均一化が図れます。
品質にバラツキがなくなればおのずと商品価値が上がり、得意先や取引先からの信頼も高まるでしょう。
「ボール盤NC」は、作業者によって完成品の品質が偏ってしまうという悩みを解決するマシンです。
「ボール盤NC」での位置決めはパネルに数値を入力するだけで完了するため、経験の浅い若手やパートの従業員にも加工を任せられるようになります。これにより、これまでボール盤加工をベテラン従業員に限定して任せていた現場では、ボール盤加工は若手に任せ、技術力のあるベテラン従業員にはより高度な仕事に注力してもらう、といった人材配置の最適化も可能です。
人材配置の自由度がアップすれば、一人に仕事が集中するのを避けられるうえ、加工担当者のところで仕事がストップしてしまうこともありません。
段取り作業の短縮に加え、現場の流れもスムーズになり、余計な待ち時間などを減らして人件費もカットできます。
さらに急な仕事や新規の仕事が来たときも、数値を入力するだけで対応が可能です。量産の仕事でも、導入前と比べて格段に段取り費用を削減できます。
パネルに数値を入力するだけで位置決めができる「ボール盤NC」は、段取り作業の削減、位置だし精度の向上、品質の均一化、人材配置の自由度アップ、コストカットといったメリットをもたらします。
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