コンパクトな油圧プレス機「デスクパンチャー」で、生産性向上とコストダウンを図る
「デスクパンチャー」は、コンパクトで狭小なスペースにも設置できる油圧プレス機です。導入することで、生産性や安全性の向上、機能の使い分けによるコスト削減などを実現できます。ここでは、省スペースで汎用性の高い油圧プレス機「デスクパンチャー」の魅力や導入例を解説します。
「デスクパンチャー」は、さまざまな金型を使用できる、軽量でコンパクトな設計の油圧プレス機です。
ここでは「デスクパンチャー」の特長とメリットをご紹介します。
プレス機は、多くの加工現場で使用されています。プレス機の動力には、機械や人力、液圧式、油圧式などがあり、形や機械サイズもさまざまです。
そんな数あるプレス機の中でも「デスクパンチャー」は、小型でシンプルな構造が特長の油圧プレス機です。
具体的には加圧能力30トンの機種で高さ1470mm、幅600mm、奥行885mmと、他社のプレス機と比較しても一回り~二回りほど小さなサイズになっています。
設置スペースが大きく取れない現場や、現在の生産ラインをあまり変更したくないというお客様におすすめです。
「デスクパンチャー」は加圧能力8、15、30、45、60トンのシリーズをラインアップ。お客様の用途に応じて最適な機種をお選びいただけます。
スペースを取らない小型の油圧プレス機が選ばれる理由の一つは、設備するスペースがない現場が多いことが挙げられます。
もともと、工場の面積が狭い場合や、既存の設備でスペースが埋まっている、天井が低いために他社の油圧プレス機が入らない、という悩みをもつ現場にとって、省スペースで導入できることは重要なポイントです。
また、設備を設置するスペースが確保できる場合でも、機械が小型であるほど工場内の貴重なスペースを有効活用できるため、なるべくコンパクトな機械を導入したいとお考えのお客様も多くいらっしゃいます。
もう一つの理由は、コンパクトであることで、現在の生産ラインを動かしたり変更したりする手間がいらないことです。
実際に“設置するスペースを空けるために大掛かりなレイアウト変更をしたくない”という理由で、「デスクパンチャー」を選ばれるお客様もいらっしゃいます。
「デスクパンチャー」の特長として、操作性の良さが挙げられます。
必要な操作スイッチのみを装備したシンプルな操作盤はわかりやすく扱いやすいのが特長です。
プレス操作の中で1番手間のかかるストローク調整(高さ調整)ですが、「デスクパンチャー」はストローク量をレバーのみで簡単に調整できるため、段取り作業の短縮につながります。
また、シンプルな構造であることで、金型の高さ、ストロークさえ合えば、現在お客様が使用中の金型を活用することも可能です。
実際に「デスクパンチャー」を導入した企業からも、 “ムダな機能がない分、使いやすく、作業もしやすい” という声が寄せられています。
ここからはコンパクトな油圧プレス機「デスクパンチャー」がどのような理由で導入されることが多いのか、詳しくご紹介します。
現在お使いのタレパンやレーザ加工機にプラスして、「デスクパンチャー」をサブマシンとして導入するお客様が多くいらっしゃいます。
タレパンやレーザ加工機は、プログラム作成、設置準備といった手間や段取りから、仕事内容によっては、採算が取りにくいものもあります。
そこで、「デスクパンチャー」と使い分けをすることで、生産効率を上げ、コストも抑えることができます。
実際に、“メインの加工業務はレーザ加工機で行い、突発的に発生した小ロットの仕事や、簡易的な加工内容の仕事、プログラムミスによる追加工など、レーザ加工機では採算が取りにくい仕事は「デスクパンチャー」で行うことで使い勝手もよく、コストを抑えながら作業している”という声が寄せられています。
新規案件を始める際、設備を新しく導入する必要が出てきますが、案件が軌道に乗るかどうか確証が持てないことから、最初から高機能で高額の設備投資をするには不安要素も多くあるかと思います。
そのような時には「デスクパンチャー」がおすすめです。
同じ加圧能力のあるプレス機の中でも小型でシンプルであり、金額も導入しやすいことから新規案件の開拓時に導入されるお客様も多くいらっしゃいます。
新規案件開拓時には、費用対効果を考えながら設備投資を行う必要があるため、より簡易的でシンプルな内容の設備が好まれる傾向にあります。
また、このような理由から、試作加工をする現場にも導入することが多くあります。
新規案件をこれから始める企業、試作加工として使用することを前提としている現場におすすめのマシンです。
「デスクパンチャー」は、既存の機械を入れ替えるタイミングで導入するケースも少なくありません。プレス機の老朽化や故障が原因での入れ替えや、また、ピンクラッチ式のクランクプレス(パワープレス)は作業上の安全面から油圧プレス機の入れ替えを検討することもあります。
ここでは、他のプレス機と「デスクパンチャー」を比べる際にポイントとなる機能について解説します。
銘鈑やネームプレート、薄物や小物ワークの加工を行う際、足踏みシャーリングやケトバシ、エキセンプレスといった機械を使用する場合があります。これらの設備は人力を動力とするため、作業者に大きな負担がかかります。高硬度材や厚みのある素材を加工するシーンでは、さらに負担が大きくなってしまいます。
「デスクパンチャー」の加圧能力8トン、15トンといった小さいシリーズは、ケトバシなどの機械の代用として導入するのにもぴったりです。スイッチを押すだけで加工ができるため、人力では時間がかかってしまうような板厚の厚いものの加工も、スピードを落とさずに加工し続けることができます。
クランクプレスの中でも古いタイプであるピンクラッチ式のクランクプレス(パワープレス)は、安全性の問題があるため現在は生産されていません。ピンクラッチ式は加圧部が下降するスピードが速く、一度作動させると動作を非常停止することができないことから、手を挟んでしまう事故も起きやすくなっています。
そのため、社内の安全対策のために入れ替えを検討する経営者も少なくありません。
「デスクパンチャー」は、下降速度がパワープレスに比べ緩やかで、作業者が恐怖心を抱くことなく使用できます。
また、緊急時には非常停止ボタンを押すことで動作が途中でも非常停止するため安心です。オプションの光線式安全装置でさらに安全性を強化することも可能です。
メカ式プレスは、金型加工を行っている多くの企業に導入されています。専用金型を搭載し、大量生産に適しています。
メカ式プレスと油圧プレス機の違いは、プレスの「下限」の設定に加え、プレスが上がる位置である「中間」の設定ができ、ストロークを自在に調整できることです。
ストローク調整できることで、ストロークの動きを最小限にし、無駄なストローク量を削減。稼働時間を短くできます。
また、「中間」を調整することで、プレスと金型の間に指が入る隙間をなくし、安全性も向上させることができます。
メカ式プレスを複数台稼働させている工場での量産体制に影響を与えずに、突発的な案件や小ロットの案件、試作加工などに対応するために汎用性の高い「デスクパンチャー」と使い分けをすることで、現場の作業効率アップが期待できます。
コンパクトな油圧プレス機「デスクパンチャー」は、操作性や安全性に優れ、サブマシンとしても最適です。油圧プレス機を導入したい、既存機械の入れ替えを検討したいと、興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください。紹介した製品の詳細は以下よりご覧いただけます。
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